園だより(3月号)

一年間の成長を褒めていきましょう


 今年も厳しい寒さでしたが、暖かい日や寒い日が繰り返されて春に近づいています。紅梅は満開を過ぎましたが、池の周りにある梅に白い花が咲き始めました。子どもたちが鉢に植えたチューリップも球根から葉を伸ばしています。冬季オリンピックも2月末に終わりました。私は、スケートのパシュートやカーリングの熱戦についつい時間を忘れてテレビ観戦をし、個人記録では劣っていてもチームとしてのスケーティングの工夫の絶妙さ、緻密な試合設計のもとでのチームワークの素晴らしさに心を奪われました。同時に髙木美帆選手が「それだけのことをやってきたからゆるぎない自信があった。」と語っていたことが印象に残りました。良き指導者を得た上で、結果を出していくまでの過程と努力から得た自信が自己の成長を支えたのでしょう。

 いよいよ平成29年度も最後の月となりました。今年は、作品展が今週末の金曜日と土曜日にあります。お子さんが4月から制作した絵画や造形作品を成美教育文化会館ギャラリーに展示します。これらの作品を見ると子どもたちの1年間の成長過程が見られると思います。また、自分のお子さんだけではなく会場を一巡すると、一人一人の成長の姿や年少・年中・年長という学年段階による発達の過程を見取ることもできると思います。年長組を指導していただいた鈴木先生の指導の記録のファイルをご覧になってください。鈴木先生が子どもたちのどのような力を伸ばそうかという指導の意図が描かれています。その中に、みんなで学び合うという集団のエネルギーが子どもたちの制作の後押しをし、それは、競い合いではなく、造形活動によって芽生えた個性の競合であると考えています。一年間のお子さんの作品を真ん中に置いて、子どもたちの表現した絵から子どもの伝えたいことをしっかりと受けとめ、子どもの新鮮な心や感性を感じられる大人でありたいですね。

 さて、今年の共同制作のテーマは、「エルマーのぼうけん~動物島でりゅうを探せ~」です。年長組が発表会で熱演した劇を題材にしました。登場する動物が多く、子どもたちも興味をもって取組みやすいと考えたからです。共同制作では年長児が鈴木先生のご指導でダンボールや大型積木を使ってりゅうを作りました。先生から示されたりゅうの図を子どもたちが見て、イメージを共有し活動に取り掛かりました。大型積木を組み合わせてガムテープでしっかりと止めました。そのあとブルーシートで体を覆い、黄色のガムテープで縞模様を付けていきました。鈴木先生や担任と相談しながら楽しそうに作っていました。大きなゴリラや木、トラや迷路なども作りました。サイを年中組が中心に作りました。年少組ではライオンや草を作りました。今現在会場づくりをしているので完成した姿を見ていませんが、私もどのような「エルマーの世界」が展開されるのかを楽しみにしています。また、作品展ではお家の人と一緒にものづくりをして冒険していくそうです。お子さんと一緒にものづくりをして参加してください。作品展には例年どおり2歳児プレの子どもたちの作品、父母の会の押し花美術部や手芸部の作品、美術教室の子どもたちの作品展示もあります。併せてご覧いただければと思います。

 今月は、短期間に来年度の活動につながる種ジャガイモ植えとともに、子どもお別れ会、卒業式、修了式等と、年長児にとっては幼稚園とのお別れの行事が、年中児以下では進級に向けての活動が続きます。まとめの時期にふさわしい活動とともに、一年間の自分の成長を振り返る機会を作りたいと思います。

 最後になりますが、今年度も皆様方の幼稚園へのご理解、ご協力に感謝するとともに、今後とも更なるご支援、ご協力をよろしくお願い致します。