体験の積み重ねが次の成長へ

 実りの秋です。昨年たわわに実ったザクロの実ですが、今年はいくつかの実が見られる程度です。熟して実が割れてきたら「預かり」の時のおやつに出す機会があると思います。ナツミカンには僅かに一つ、キンカンにはたくさんの実がなっています。農園では9月6日に子どもたちが蒔いたダイコンの本葉が4,5枚出たところなのでそろそろ1本立ちにする予定です。これから害虫の被害にあわずに順調に大きく太いダイコンに育ってくれればと思います。サツマイモもツルの様子を見る限り順調に育っているようです。

 さて、2学期になって登園する子ども、特に年少組の子どもたちの成長には驚いています。特に友達との関わりが広がってきたことです。自由遊びでも保育室での子ども同士の遊びが多様になってきており、園庭では園庭中を走り回たり、砂遊びを思いっきりしたりと好きな遊びをのびのびと楽しんでいます。大きな成長です。新たなことができるようになり、周りから認められ褒められることを通して、子どもは自信をもってきます。自立への一歩を踏み出します。

 ところで、子どもたちは、幼稚園の生活の中で様々な体験を重ねています。幼児期は、体験を積み重ねていくことから自分の世界を広げていき、周りから認められることが自分自身への自信につながり、それが新たなことを獲得する原動力となっていきます。また、子どもは、よく同じ遊びや活動を繰り返し、繰り返し行っています。この「繰り返し」という活動も子どもにとっては意味があり、子どもの認識や能力を深めていく働きがあります。大人はそれを背中から後押しする支援者となります。幼稚園から小学校に進む子どもたちがいかに自立していくかは、保育者や保護者の子どもへの関わり方にもかかっています。子どもたちは、幼稚園では同年齢、時には異年齢の集団での活動を通して様々な体験を共に重ねていきます。一つのねらいに向かって一人一人が力を合わせて活動していく中で、一人では味わうことのできない達成感、成就感などを味わわせ、一人一人の子どもの能力を伸ばしていきます。共に行うことから社会性の基礎づくりにもなります。この集団を通して意図的・計画的に行う活動が行われていることこそ幼稚園が学校教育であるゆえんです。1学期の保護者会でお渡しした「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」についてもう一度読み直してみましょう。

 今月、子どもたちが取り組む大きな行事が運動会です。遊戯やかけっこという同じ目的に向かって毎日友達と共に進めていく練習の積み重ねが、子どもたちにやり遂げようとする気持ちや頑張る心を育てます。先生や友達と同じ動きをしようと体を動かし、繰り返し練習し、できるようになってきた自分を振り返り、その子なりの成就感をもたせていきます。運動会当日には今迄の練習の過程の中で一人一人が味わってきた充実感や達成感をご家族共々味わっていただけたらと思います。また、お手伝いしてくださる係の保護者の皆様にはご協力をよろしくお願いいたします。

   
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