園だより(3月号)

一年間の成長を褒めていきましょう


 今年も厳しい寒さでしたが、暖かい日や寒い日が繰り返されて春に近づいています。紅梅は満開を過ぎましたが、池の周りにある梅のつぼみが大きく膨らみ白やピンクの花が咲き始めました。子どもたちが鉢に植えたチューリップも球根から葉を伸ばしています。

 いよいよ平成30年度も最後の月となりました。今年度は、作品展が先週末の金曜日と土曜日にありました。お子さんが4月から制作した絵画や造形作品を成美教育文化会館ギャラリーに展示しました。これらの作品を見ると子どもたちの1年間の成長過程が見られました。また、自分のお子さんだけではなく会場を一巡すると、一人一人の成長の姿や年少・年中・年長という学年段階による成長の過程を見取ることもできると思います。それらの作品の中で、年少・年中組をご指導された粕谷先生が子どもたちに大きな画用紙いっぱいに描かせた作品は、のびのびとした絵の具の線で描かれ、迫力があり、子ども一人一人の生命感あふれる作品ばかりです。また、年長組を指導してくださった鈴木先生の指導の記録ファイルをご覧になられたでしょうか。そこには鈴木先生が子どもたちのどのような力を伸ばそうかという指導の意図が書かれています。その中に、「子どもにとって絵画に表現することの意味は、一人一人の子どもがもっている心の箱です。小さいながらも、これまでの経験や感情がいっぱいに詰まった箱です。(中略)私には一人一人の子どものどの箱も素晴らしいもので楽しくかわいく見えます。幼児期の子どもの心の箱には今、行動の源になる楽しさがいっぱい詰まっています。この時期ならではの絵画表現の活動の大切な意味があります。」子どもたちの作品をご覧になって我が子の今までの経験や感情が詰まっている心の宝物に少しでも触れることができたら作品展の持つ意味が深まってくるのではないでしょうか。

 さて、今年の共同制作のテーマは「『青い鳥』~チルチル ミチルの世界へ~」です。年長組が発表会で熱演した劇をテーマにしました。共同制作のリーダーとなる年長組の子どもたちが発表会での思いを作品展の制作過程にも生かし、主体的な活動を促すことができると考えたからです。共同制作では年長児が鈴木先生のご指導でダンボールや大型積木を使って帆船を作りました。大型積木を組み合わせてガムテープでしっかりと止めました。そのあと、鈴木先生や担任と相談しながら楽しそうに作っていました。大きな雲のブランコや虹のすべり台も作りました。動物たちを年中組が中心に作りました。年少組では雲や木の葉を作りました。また、作品展ではお家の人と一緒にテーマであった「青い鳥」にちなんで「パタパタ鳥」を作りました。両日共にこのものづくりに熱中していた園児もいたそうです。お子さんと一緒にものづくりの楽しさを味わっていただけたと思います。作品展には例年どおり2歳児プレの子どもたちの作品、父母の会の押し花美術部や手芸部の作品、美術教室の子どもたちの作品展示もありました。ご協力ありがとうございました。

 今月は、短期間に来年度の活動につながる種ジャガイモ植えとともに、卒業遠足、子どもお別れ会、卒業式、修了式等と、年長児にとっては幼稚園とのお別れの行事が、年中児以下では進級に向けての活動が続きます。まとめの時期にふさわしい活動とともに、一年間の自分の成長を振り返る機会を作りたいと思います。

 最後になりますが、今年度も皆様方の幼稚園へのご理解、ご協力に感謝するとともに、今後とも更なるご支援、ご協力をよろしくお願い致します。