園だより(12月号)
 みんなちがってみんないい

 園庭には8本のモミジがありますが、そのモミジの1本1本の紅葉具合が違います。1本の中でも緑から深紅へとグラデーションで変化しています。例年ですとこの時季、保育室に近い大きなモミジが鮮やかな深紅に、ウサギサークルの中心にあるモミジは葡萄色に、駐車場脇のモミジは透明感ある紅緋色に輝いて見えるのですが、今年は、暖かいからなのでしょうか、枯葉も多く鮮やかさが見られません。また、一番早く紅葉したソメイヨシノは9割ほどが散りましたが、池の八重桜の葉は、美しい柿色に紅葉しています。木々の1枚1枚異なる葉色は、子どもたちの個性が一人一人違い、それぞれが輝いていることとよく似ています。このような季節感いっぱいの本園の自然は、冬支度が進んでいます。

 さて、7日、8日の発表会に向けて子どもたちは、毎日、時間をとって劇や合奏の練習に取り組んでいます。年少組にとっては、初めての発表会です。始めに紙芝居でお話の概要を掴ませ子どもたちに興味をもたせました。自分がなりたい役が決まると担任が読み上げる台詞を友達と声を合わせながら言い、歌を歌うことにも挑戦しました。初めて舞台に立つこと子どもたちです。とっても緊張します。その中で、いろいろな動物の役に子どもたちが挑戦し、全身で表現している姿をご覧になり褒めてあげてください。

 年中組・年長組は、全員が劇と合奏・合唱の両方に取り組み、楽しそうに活動を進めています。年中組は、合奏では1学期から河野先生のご指導を受けているピアニカを中心に挑戦しています。発表会の練習を重ねていく中でのピアニカの上達振りには目を見張るものがありました。また、今回初めて経験する大太鼓や小太鼓、鉄琴、トライアングル、カスタネット、タンブリン、スズなどの楽器から自分たちがやりたい楽器を選び、練習を重ねて上達してきた姿も聴いてあげてください。劇では、大道具や小道具作りにも参加しました。台詞も自分たちの考えを入れてつくり、一人一人の台詞を自分なりに振りを付けながら表現している子どもたちを観てください。

 年長組は、合奏では運動会での鼓笛の経験を活かし、自分で選んだ新たな楽器に挑戦しながら演奏します。鼓笛での経験が新しい楽器の練習でも活きており、自分たちから進んで練習していくという主体的な姿も表れてきました。劇では、先生の支援を受けながら子どもたちが考えを出し合いながら台詞の言い方や動作を工夫し、背景づくりなども行っていました。この劇をみんなで創り上げていった過程を想像しながらご覧ください。

 発表会を通して大切にしたいことは、子どもたちが自分の役割に取り組む過程で、最後までやり遂げることや、自分の演技や演奏を振り返る中で自分のよさに気付き自信をもっていくこと、友達のよさに気付いていくことなどです。発表会でのお子さんの普段見せない姿、真剣な眼差し、キラリと光った動きや言葉、頑張ったところ、よかったところなどをたくさん見つけていただき具体的に褒めて、お子さんとの会話を楽しんでいただけたらと思います。

 最後になりますが、発表会を終えると農園でとれたダイコンを使った豚汁パーティーという2学期最後の行事があり、2学期を終えます。今年は、ダイコンの成長が大変よさそうで収穫が望めます。サツマイモの収穫はよくありませんでしたが、ダイコンが大きく育ったのでほっとしているところです。2学期の様々な行事を通して着実に成長してきた子どもたちですが、その過程で保護者の皆様にはたくさんのご協力をいただきありがとうございました。