体験を積み重ね、次の成長へ

 実りの秋です。ナツミカンには僅かに二個、キンカンにはたくさんの実がなっています。農園では9月5日に子どもたちが蒔いたダイコン。本葉が2、3枚になった9月末に1回目の間引きをし、2本立ちにしました。本葉が5,6枚になったところで1本立ちにします。害虫の被害にあわずに順調に大きく太いダイコンに育ってくれればと思います。サツマイモもツルの様子を見る限り大部分が順調に育っているようです。

 さて、2学期になって特に年少組の子どもたちの友達との関わりが広がってきています。自由遊びでも保育室での子ども同士の遊びが多様になってきており、園庭ではアスレチックの橋を揺らしたり綱をつたって斜面を下りたり、ブランコや三輪車に乗ったり、友達と追いかけっこをしたりと好きな遊びをダイナミックにのびのびと楽しんでいます。また、運動会を控えて背の順に並ぶ機会が増えたことで並び方が上手になりました。大きな成長です。新たなことができるようになり、周りから認められ褒められることを通して、子どもは自信をもってきます。自立への一歩を踏み出します。

 ところで、子どもたちは、幼稚園の生活の中で様々な体験を重ねています。上述した年少児の姿に見られるように幼児期は、体験を積み重ねていくことから自分の世界を広げていき、周りから認められることで自分自身への自信につながっていきます。また、子どもは、よく繰り返し同じ遊びや活動を行います。この「繰り返し」という活動も子どもにとっては意味があり、子どもの能力を高めていきます。「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」に見られる子どもの育ちは、幼稚園から小学校に進む子どもたちへの保育者や保護者の子どもへの関わり方にかかっています。何でも手を貸し過ぎる過保護に、また子どもの自主性を大切にすると考えるあまり放任にならないようにしなくてはいけません。丁度よい塩梅が大切です。特に過保護にはご注意を・・・。

 幼稚園では同年齢、時には異年齢の集団での活動を通して様々な体験を共に重ねていきます。一つのねらいに向かって一人一人が力を合わせて活動していく中で、一人では味わうことのできない達成感、成就感などを味わわせ、一人一人の子どもの能力を伸ばしていきます。共に行うことから社会性の基礎づくりにもなります。この集団を通して意図的・計画的に活動が行われていることこそ幼稚園が学校教育であるゆえんです。「子どもは、行事によって育つ」と言われるのはそのためです。運動会もその一つで、遊戯やかけっこという同じ目的に向かって毎日友達と共に進めていく練習の積み重ねが、子どもたちにやり遂げようとする気持ちや頑張る心を育てます。先生や友達と同じ動きをしようと体を動かし、繰り返し練習し、できるようになってきた自分を振り返り、その子どもなりの成就感をもたせていきます。運動会当日には今迄の練習の過程の中で一人一人が味わってきた充実感や達成感をご家族共々味わっていただけたらと思います。また、お手伝いしてくださる係の保護者の皆様にはご協力をよろしくお願い致します。

   
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