春の足音が聞こえてきました。今日は、卒業をお祝いして、年長さんにお茶会を開きました。ねらいは、『お茶会の雰囲気を楽しみながら、日本の伝統文化に触れる』です。茶道にくわしい職員が講師となり、和室を使って茶道体験をしました。講師の職員は、和服を着て、床の間に花を生けてくれました。準備した干菓子は、作品展にちなんで宇宙をテーマにしたもの、ロケットや惑星、宇宙ステーションなどです。子ども達は、喜んで選んでおいしそうに食べていました。
最初に、各クラス全員にお手本を見せて、クラスを２グループに分けて行いました。干菓子をのせる懐紙（かいし）をいただく時は、お隣に「お先に」と言って取り、お隣にまわしていきます。干菓子をいただく時も同じ。お抹茶はさじに半分くらいにして、子どもが飲みやすい濃さにしました。お湯を入れてもらったら、茶せんでお茶をたてました。甘い干菓子を食べてから、自分でたてたお茶を飲んでみました。ほとんどの子どもが「おいしい！」と言って、全部飲み干していました。
きちんと正座ができるのはリトミックのおかげでしょうか。お茶会の始めと終わりには、きちんとていねいなごあいさつもできました。静かにお話を聞く時間と、感想を明るくおしゃべりする時間があり、けじめのある中でも楽しいひとときを過ごすことができました。子ども達にとっても、見させていただいた職員にとっても、ステキな時間になりました。
